旧山香小の思い出③―木造校舎とクスノキ
明治7年(1874)学制発布の年、中芹地内に創立以来、明治、大正、昭和、平成と132年の年月を重ね、今、山香小学校は幕を閉じました。
これが、浜松市立山香小学校閉校のメッセージ。昭和31年(1956)、山香村が佐久間村、浦川町、城西村と合併して佐久間町となる以前は、山香村立山香小学校だったはずです。
しかし、古い写真を拡大して見ると・・・
建物は、確かに「山香小学校」の増築校舎と見受けますが、「昭和7年1月31日大井小學校々舎 新築落成式」の垂れ幕が見えます。132年の長かった歴史のどこかで「大井小学校→山香小学校」があったことになります。かつての山香村のうち、大字瀬尻と下平山が合併し旧龍山村が誕生したのが明治34年(1901)でしたで、きっかけはその時代でしょうか?
とにかく、最盛期には児童数900人だったと聴く「山香小学校」の古い木造校舎と一緒に写っているクスノキは、現在もまだ校庭に立ち、再び子どもたちの歓声が響く日が来るのを待っています。
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