伊良湖岬の自然⑪―伊良湖防備衛所跡と「恋路ヶ浜」
「日出の石門」の「沖の石門」を見下ろす展望台まで登ると、近くにあった石碑に刻まれていた文字は「伊良湖防備衛所跡」。「太平洋戦争時日本海軍による伊良湖水道機雷封鎖監視所跡 平成二年(一九九〇年)十一月吉日建之 元 伊勢海軍防備隊員有志」と刻まれていました。
太平洋戦争末期、米軍の侵攻に備えて伊勢湾入口になる伊良湖水道を機雷封鎖する際、敵の艦艇を監視するための施設が「伊良湖防備衛所」。残っているのはコンクリート製の基礎のようなもの。太平洋に面した渥美半島南岸には、陸軍・海軍の戦争遺跡がたくさん残されているようです。
そして、1月13日には立ち寄ることをしなかった「恋路ヶ浜」を、国道42号「前浜街道」から見下ろすことが出来ました。
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