立川流の俤を求めて豊川稲荷へ④―鎮守堂の厨子とナギの木
総門を抜けると右手にいあるのが鎮守堂。堂内にある厨子を造ったのが「諏訪ノ和四郎」とのこと。中を覗き込んでは見たのですが、長い鼻がある象か獏の木鼻と唐破風の逗子は確認できたのですが、これが立川流であるかどうかは分かりませんでした。
ただ、気づいたのは鎮守堂の前にあったナギの木。幹に吊るされた看板には「梛、中国名(竹柏)格式高ク縁起良イ木」と書かれています。「樹令〇年」と肝心な「〇」の数字が消えていましたが、このナギも「牛久保のナギ」とよく似た双幹。
偶然だとは思いますが、何かの縁を感じてしまいました。
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