掛川から島田へ、立川流の俤を訪ねて⑧―欄間の十二支

みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん

2018年06月25日 05:05

 これぞ、諏訪立川流!でも、欄間には、磐田市見付の淡海國玉神社で見た干支の彫刻があります。國玉神社が建てられたのは文久年間(1861―64)ですから、手本にされたのは嘉永3年(1850)に建てられた普門寺弁財天堂。

 正面中央には「巳=蛇」がいるのは、蛇は弁才天の使いと考えられたから。左右には、「午」と「辰」が並び、1面に3体ずつ4面で12体。つまり、堂宇をぐるりと回れば、十二支とお目に懸れるように配置されています。


























 そして、今年(平成30年)の干支「戌」も、来年(平成31年?)の干支「亥」も、もちろんあります。未年の年賀状には、弁天堂の「亥」の写真を使ってみませんか?

 【関連記事】掛川から島田へ、立川流の俤を訪ねて①―花の寺
 【関連記事】掛川から島田へ、立川流の俤を訪ねて②―三熊野神社今昔
 【関連記事】掛川から島田へ、立川流の俤を訪ねて③―団扇型の松
 【関連記事】掛川から島田へ、立川流の俤を訪ねて④―鳥居の立つ寺
 【関連記事】掛川から島田へ、立川流の俤を訪ねて⑤―八所神社旧社殿
 【関連記事】掛川から島田へ、立川流の俤を訪ねて⑥―波紋を映す弁財天堂
 【関連記事】掛川から島田へ、立川流の俤を訪ねて⑦―弁財天堂向拝
 【関連記事】掛川から島田へ、立川流の俤を訪ねて⑨―戸隠九頭龍辯財天
 【関連記事】掛川から島田へ、立川流の俤を訪ねて⑩―本勝寺本堂
 【関連記事】掛川から島田へ、立川流の俤を訪ねて⑪―唐破風の彫刻
 【関連記事】掛川から島田へ、立川流の俤を訪ねて⑫―本堂の彫刻
 【関連記事】掛川から島田へ、立川流の俤を訪ねて⑬―七面堂と夫婦カヤ
 【関連記事】掛川から島田へ、立川流の俤を訪ねて⑭―ナギとマキの「緑の山門」
 【関連記事】掛川から島田へ、立川流の俤を訪ねて⑮―應聲教院の八脚門と狛蛙
 【関連記事】掛川から島田へ、立川流の俤を訪ねて⑯―酒樽のお堂と三つ葉葵紋
 【関連記事】掛川から島田へ、立川流の俤を訪ねて⑰―遠州七不思議「三度栗」
 【関連記事】掛川から島田へ、立川流の俤を訪ねて⑱―遠州七不思議「片葉の葦」
 【関連記事】掛川から島田へ、立川流の俤を訪ねて⑲―大井神社
 【関連記事】掛川から島田へ、立川流の俤を訪ねて⑳―本殿彫刻
 【関連記事】掛川から島田へ、立川流の俤を訪ねて㉑―東向き社殿とセメントで埋められた「懸社」

 【関連記事】普門寺弁財天堂の親子猪

関連記事