これまでに紹介した力石は、森町・天宮神社、浦川・五社神社の境内と長野県の諏訪にあったもの。この際ですから、私が出会った力石について、まとめてみたいと思います。
先ずは、天竜川右岸の月(つき)の力石。目印は「月島」バス停近くの龍燈。力石の背後には高札が立ち、「道祖神(塞の神)」と書かれています。
「この石は道祖神といって村の道端に立って悪疫等の侵入を防ぎ旅人を安全に導く神様です 大昔からこゝに祀られ村人を守ってきました
また古老の話によるといつの頃からか若者たちの力だめし(力石)として使われていたともいわれています
因みにこの石の重さは一三九㌔あります」
間違いなく「力石」です。
かつては、力試しに用いられた大きな石。日本では鍛錬と娯楽として、江戸時代から明治時代まで力石を持ち上げる力試しが盛んに行われたとのことです。