天浜線の登録有形文化財④―天竜二俣駅本屋と金属プレート
「登録有形文化財 第22-0162~0164号 この建造物は貴重な国民的財産です 文化庁」―天竜浜名湖鉄道「天竜二俣駅」の玄関先に建てられた3本の枕木に嵌め込まれた青い金属プレート。全線にわたり国の登録有形文化財に登録された天浜線に、2011年2月10日に文化庁から届けられた24枚のうちの1枚です。
「第22-0162~0164号」とは、「天竜二俣駅本屋」「天竜二俣駅上り上屋及びプラットホーム」「天竜二俣駅下り上屋及びプラットホーム」。
その上の中央に付けられた記号が気になりました。
これは、文化財愛護のシンボルマーク。文化財愛護運動を全国に推し進めるため、昭和41年5月に定められたものです。
広げた両の手の平を三つ重ねたような形は、日本建築の重要な要素である斗供(ときょう)を図案化したもの。これを三つ重ねることにより、文化財という民族の遺産を過去・現在・未来にわたり、永遠に伝承してゆくという愛護精神を象徴したものだそうです。
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