浜松八幡宮を訪ねる①―「雲立の楠」と三つ葉葵紋
浜松市中区八幡町の浜松八幡宮にある「雲立の楠」は、県指定天然記念物。三方原合戦に敗れた徳川家康が追手から逃れ、この木の根元にある洞(ほら)に潜んだと言う伝説が残る御神木です。
その時、瑞雲が立ち上ったとの故事により「雲立の楠」と呼ばれるようになったとのこと。目通り周は約13メートル、枝張りは東西21メートル、南北23メートル、樹高15メートルの巨樹です。
JR浜松駅に近く、遠鉄「八幡駅」そばに立地しながら、鬱蒼と茂る鎮守の森を持つ八幡宮。「雲立の楠」は本殿脇にデンと構え、参詣客の目を引いています。
そんな経緯もあり、浜松八幡宮の神紋は徳川家の家紋である「三つ葉葵」です。
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