通天洞の途中、巨岩にへばり付いて咲く白い花を見つけました。イワギボウシらしい花はすでに終わっていたようですが、あの白い花は違います。
岩までの距離は決して近くはありませんでしたので、何だか分かりませんでしたが、カメラの望遠機能で接近。帰宅後、さらに画像を拡大していたところ、ハナゼキショウらしいことが分かりました。
ユリ科のハナゼキショウは15府県で「絶滅危惧種」の指定を受け、愛知県でも「絶滅危惧Ⅰ類」の希少種。別名「イワゼキショウ」の名の通り、岩や石に着生して生長しますので、通天洞の巨岩は絶好の生育環境かも知れません。
よりによって何もこんな岩にへばり付くなんて、まるで植物界のフリークライマーみたいですね。