さて、「これより500m」「*山頂までは、徒歩30分位です。」の看板の方向に向かって歩き始めたのですが、この登城道がなかなかの難所。看板に書かれていた「ハチやマムシ、イノシシやクマ」とは出会いませんでしたが、平坦な道はほんの少しだけ。後は傾斜がきつく、土が流れて浮き上がった木の根が行く手を阻む荒れた登城道です。
三岳城は、いわゆる詰の城。最後に籠る城でしたから、一番遠い山奥か山頂に設けられたのは普通のこと。標高467メートルの山頂まで、ひたすら歩くしかありません。
三岳神社は三岳城の三の丸跡とされ、ここで敵を迎え撃つと同時に、境内のどこかに井戸があったはず。この道が本曲輪への城内道だったとすれば、ここまで攻めて来る敵などいるはずがない、としか思えないのですが・・・。