磐田市上野部(旧豊岡村)の田川公会堂近く、水路を塞ぐように建てられたコンクリート建築。船明ダムで取水された農業用水が天竜川左岸導水路の長い暗渠を通り、地上に顔を出す場所です。
農林水産省直轄事業 かんがい排水事業
地区名 天竜川下流地区
面 積 12.030ha(用水改良、畑かん)
事業主体 関東農席局天竜川下流農業水利事業所
概 要 共用施設(船明ダム、導水路18km)
用水路91km、揚水機場5ヶ所
実際には、ゲートが設けられているようですが、コンクリート蓋で覆われているため見えません。このゲートから下流では、左岸導水路の流れが私たちの目に触れるようになります。
船明ダムで取水された磐田用水の水は、農業、工業、上水と多目的に利用されているのですが、土地改良事業のウエイトが高いため事業主体は農林水産省。市町村でも県でもなく、国の直轄事業として開発されました。
私たち旧竜洋町住民の生活に欠かせない水は、主に天竜川が水源の水。水道の蛇口から出て来るのは、天竜川の水なのです。