遠州森町の「秋葉街道」を歩く⑨―大鳥居八幡宮と秋葉山常夜燈
そして、ここから先はかつての天方村大鳥居。現在の森町大鳥居。「大鳥居」の字名の由来を「角川日本地名大辞典22静岡県」で調べてみると、「地名は当地にある八幡祠の大鳥居にちなむ(掛川誌稿)」とあります。
私は何となく、ここには秋葉山の二の鳥居が建てられていたのだろうと思い込んでいましたが、とんでもない勘違い。しかし、それと知ったからには、大鳥居にある八幡宮を訪ねてみるしかありません。
八幡宮の鎮座地は天方小学校の隣り。長い石段を上って行くと、石段の脇に鞘堂らしいものがありましたので、中を覗くと簡素な石燈籠が納められていました。
この鞘堂が何者であるのかを示していたのは、トタン製の鬼瓦。秋葉山の定紋である剣花菱が象られていましたので、秋葉山常夜燈と考えて間違いないと思いました。
その先、随身門を抜けるとさらに長い石段が続いています。
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