大工や菩薩 職人落書き? 江戸時代建造 秋葉神社の神門内に
浜松市は、秋葉山本宮秋葉神社上社(天竜区春野町)にある神門の屋根内部から、戯画(落書き)が見つかったと発表した。墨でカンナがけをする大工や、鍋を持って赤子を背負う女性などが描かれ、江戸時代の建造時に職人が描いたとみられる。
市指定文化財の神門は天保2(1831)年の建造で、1943年の秋葉神社の大火を逃れて唯一現存する江戸時代の建物。老朽化のため昨年6月に初めての大規模な解体工事に入り、高さ12.6メートルの屋根の下にあった化粧板に、漫画のようなユーモラスな絵が見つかった。
落書きは1つが15~20センチ四方で、他には菩薩や鳥、竜とみられるものが確認された。板の周辺の部材と照合して建造時のもので、外側からは見えない。市文化財課の担当者は「仕事をさぼっていた職人が余った墨で描いたのかもしれず、頻繁にみつかるものではないと思う」としている。
工事は2023年3月をめどに終える予定。市は修理を担当する専門家を招いて一般向け見学会を11月21日午後1時から現地で開き、見つかった落書きも公開する。(問)053(457)2466(「中日新聞」より)
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今度は中日新聞の記事。ぜひとも、この目で確認したいと思っています。
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