第2回「みんなと俱楽部」まち歩き勉強会⑥―林家の伊豆石の塀
掛塚湊の名残りとしては、船のバラストとして運ばれて来た伊豆石も忘れてはいけません。本来、掛塚は天竜川の中洲だったのですから、ここには川を流れて来た玉石くらいしかなかったのです。
そのため、家の基礎や庭石などには、天竜川上流の青石(緑色片岩)や赤石チャートが使われていることも多いのですが、廻船業を営んでいた林家には、これでもかと積み上げられた美しい縞模様の伊豆石が残されています。
これこそ、忘れてはならない掛塚の歴史遺産。よその地域から掛塚の「まち歩き」に訪れた人をガイドする時には、あっちにもこっちにも残る伊豆石の紹介を忘れてはいけませんね。
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