「青谷不動の滝」から「小堀谷鍾乳洞」まで歩いて往復④―侵食(溶食)ノッチや鍾乳管

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2020年08月29日 05:11

 「小堀谷鍾乳洞」は天井も低く手を伸ばせば届く高さ。幅の決して広くはありませんので、その狭さのため、侵食(溶食)ノッチや鍾乳管(しょうにゅうかん)、幕状鍾乳石などを間近に見ることができます。

 水平に削られ棚のようになっているのは、石灰岩が地下水の流れによって削られた侵食(溶食)ノッチ。

 洞内の壁面に開いているくぼみや穴は、こうした溶食や浸食によってできた地形です。天井から下がるストロー状のものは鍾乳管、カーテンのように下がるのは幕状鍾乳石。

 大きな鍾乳石や石筍などは見られませんが、長い時間をかけて造られた自然の造形を、目の高さ、手の届く位置で学ぶことができるのが「小堀谷鍾乳洞」。あなたも、今すぐ訪ねてみてください!

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