梅雨入り前の北遠の自然⑪―ヤマホタルブクロとトリアシショウマ
水窪の道路脇で咲いていたホタルブクロの花。花を袋のようにしてホタルを入れて遊んだことに由来する名前とされていますが、ゲンジボタルもヘイケボタルもヒメボタルもしばらく見てはいません。
このホタルブクロも正式にはヤマホタルブクロ。学校のテストではホタルブクロとすると「×」が付けられるかも知れませんが、そんな細かいことよりも、写真や図鑑ではなくて、自然の中に咲く花を眺めることの方が大切。
私が小学生だった時、植物図鑑や昆虫図鑑を眺めるのが大好きでした。でも、先生と一緒に山を歩き、足元に咲いている花の大きさや色合い、光が透けるほどの薄さ、その周りを飛び回る蝶の大きさや色、スピードや飛び方などの違いに気づいた時、目の前の扉が開いたように感じたものです。
ところで、「トリアシショウマって何の足?」―花や葉の付き方が鳥の足に似ているから「鳥足升麻」と名付けられたとされていますが、そんなに似ているでしょうか?
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