『夏は来ぬ』阿蔵の花と昆虫⑤―コミスジとイチモンジチョウ
私にとっては歩き慣れた散歩道が、浜松市天竜区二俣町阿蔵(あくら)の林道。ここで出会う人とはすっかり顔馴染みになり、すっかり見慣れたコミスジも私を怖れるでもなく、遠慮するでもなく、私の近くを飛び回っています。
日当たりの好い日向(ひなた)に止まり、黒地に3本の白い帯が入っている翅を開き、「さあ、撮って!」と言わんばかり。とにかく、落ち着きなく飛び回っています。
そして、白い帯が1本だけなのはイチモンジチョウ。出会う機会は決して多くはないのですが、この日は何度も現れて、白い筋がV字に入った翅表を見せてくれました。
私がそっとカメラを近づけて撮影しようとしている時に、邪魔するみたいに割り込んで来るのはいつもコミスジ。ステイホームで人と出会えないので、退屈していたのかな?
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