初夏の自然を楽しみに北遠へ⑦―カラスビシャク
子どもの頃にはよく見たのですが、最近すっかり見る機会が減ってしまっていました。マムシグサやウラシマソウに似た仏炎苞(ぶつえんほう)が印象的ですが、同じサトイモ科でもテンナンショウ属ではなくてハンゲ属のカラスビシャク(烏柄杓)。
カラスビシャクの球茎とのことを、漢方では「半夏(はんげ)」と言います。夏至から11日目を示す「半夏生(はんげしょう)」とは、この「カラスビシャク=半夏」が「生」える頃の意味から来ているとの説があるのだそうです。
「半夏生」は太陽の黄経100度の点を通過する日とされていますが、2020年は7月1日頃。となると、この天竜区熊大地野で見かけたカラスビシャクは、少し早過ぎるのでは・・・?
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