令和元年の「掛塚まつり」⑫―天幕を新調した田町の祭り屋台
夕方5時過ぎに旧掛塚郵便局前にやって来たのは田町の屋台。新調された田町屋台の天幕も、今年(2019)の「掛塚まつり」の見どころの1つでした。
田町の屋台は、天幕を新調した。「南総里見八犬伝」を題材に、人形作家辻村寿三郎さんの原図を刺しゅうでデザイン。朱色を背景に、物語に登場する八犬士や伏姫(ふせひめ)などが勇ましく艶やかに描かれている。
屋台は1899年に焼失。1952年から屋台本体の建造や彫り物などの装飾が進められ、今回の天幕の新調ですべての復元が完了した。土屋成男自治会長は「完成は地元住民の長年の悲願だった、ずっと大切にしていきたい」と感無量の様子だった。(10月16日付「中日新聞」より一部引用)
写真はピントが甘く、新調された天幕の刺繍が見にくくなってしまいましたが、揺れる提灯明かりに照らされた天幕は、「掛塚まつり」ならではの優雅さでした。
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