発電から送電まで④―「佐久間東幹線 第一号」
佐久間発電所で作られた電気が送られる電線路の第1歩は、この鉄塔から始まります。
電線路とは、電気が通る高圧線とそれを支える鉄塔による「空の道」。鉄塔には系統名称と鉄塔番号が書かれています。写真の鉄塔のプレートには「佐久間東幹線 第1号 昭和30年11月竣工」と書かれ、間違いなく第一歩。すぐ横には西幹線の鉄塔が立っているのですが、残念ながらプレートが確認できませんでした。
佐久間東幹線の行き先は東京都町田市の西東京変電所、西幹線の行き先は愛知県春日井市の名古屋電力所。佐久間発電所の横にある開閉所を経て、東への長い旅が、この鉄塔から始まっているのです。
「千里の道も一歩から」―第2歩は、佐久間第二発電所の上を越え天竜川の対岸に立つ、あの鉄塔です。
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