豪華絢爛 9町の屋台 磐田 掛塚まつり始まる
遠州の掛塚湊の歴史と伝統を伝え、豪華絢爛な屋台と京都風のお囃子で知られる磐田市掛塚の貴船神社大祭「掛塚まつり」が20日、2日間の日程で始まった。
初日の宵祭りは、精巧な彫刻や金箔、天幕で飾った9町の屋台が貴船神社境内に集結。ちょうちんを点灯した各屋台で若衆や子どもたちが笛や太鼓で伝統の「掛塚屋台囃子」(県指定無形民俗文化財)を優雅に奏でた。本祭りの21日は、午前中に各町の屋台が神社に集結し、町内を引き回す。
掛塚地区は、江戸から明治時代にかけて江戸と大阪を中継する「掛塚湊」として繁栄。貴船神社は海上輸送の安全と農漁業の守護神として、地元住民の信仰を集める。(「中日新聞」より)
「掛塚まつり」屋台の魅力は宵祭りの美しさ。地元・掛塚の大工が腕を競って造り上げた屋台、その屋台を飾る彫刻や天幕、施された金箔や螺鈿が優雅に揺れる提灯の灯りに浮かび上がる様は、繁栄した「掛塚湊」と当時の住民の自信に満ちた笑顔を彷彿させてくれます。
遠州の祭り屋台の原型にもなった掛塚の屋台を見に、ぜひ、お出かけください!
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