初秋の青谷を歩く②―コナギとオモダカ
以前「
新緑の青谷を歩く⑤」で紹介した通り、その昔、青谷には、田んぼがありませんでした。
現在、「青谷不動の滝」に続く沢の両側に、狭いながらも田んぼがありますが、これは石灰岩質の山の土ではなく、豊岡村(現在の磐田市)から運ばれた土とのこと。
江戸時代、豊岡の人たちが背負って来た土を松の木を伐って埋めた上に乗せ、棚田のように段々の田んぼを造成したのだそうです。
今では休耕田が目立つようになりましたが、水が張られた田んぼにはコナギやオモダカなどの水生植物が花を咲かせ、収穫の季節の訪れを告げていました。
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