梅雨の晴れ間の秋葉山⑬―アリドオシの赤い実
生命力があり、縁起が好い色と言えば「赤」。秋葉山の帰り道でアリドオシの小さな赤い実を見つけました。
アリドオシ(蟻通し)の名前は、鋭く長い棘が、蟻の体も突き通してしまうほどだというところから来たとの説と、もう1つ、秋に実った赤い実が翌年、花が咲く初夏になってもまだ残っているから「有り通し」だという説もあります。
・・・となると、これは去年(2017)咲いた花の実?
普通、1個の実は1つの花から作られます。ところがアリドオシは、花筒の下にある2個の子房が合着して1個の実が出来るのです。赤い実に2個の花の痕跡が見られるのが、その名残り。「夫婦円満」に通じる縁起の好い実です。
そのかいもあって、午後1時50分には、出発地点の表参道駐車場へと無事に帰り着くことができました。
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