古い絵葉書「飯田線中部天竜大嵐間線路付替開通紀念」①―位置図
佐久間ダム建設工事により、ルート変更を余儀なくされた「飯田線中部天竜大嵐間線路付替開通紀念」の古い絵葉書(国有鉄道飯田線工事事務所発行)を紹介します。
モノクロ写真が印刷された絵葉書は5枚。もったいを付けるようですが、絵葉書の前に袋を紹介することにします。
飯田線の付替え工事が完了し開通したのは、表紙にあるように「1955.11.11」。昭和31年(1956)10月竣工の佐久間ダムにより水没することになった区間のルート変更を強いられたことによる止むを得ない工事でした。
新ルートは「位置図」の通り、「中部天竜」駅で天竜川左岸から東に大きく逸れて水窪川に沿って北上し、水窪から西に進路を採り、「大嵐」駅で再び元の軌道に合流。「中部天竜」と「大嵐」の2駅は若干位置を移動することになりました。
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