さて、帰り道は少し余裕の歩き。随身門奥に並ぶ常夜燈をチェックしてみました。すると、「當國見附宿」と刻まれた1対の神前型の常夜燈がありました。
「當國見附宿」とは当然ですが、現在の磐田市見付。つい先ほど見たジュビロ磐田のホームタウンからの寄進です。
建立は「文政五壬午年正月日」とありましたので、西暦で言えば1822年となり、今を遡ること193年前。
常夜燈を寄進したということは、当然ですが、火防への願いを込めてのこと。また、東海道五十三次の28番目の宿場「見附宿」からも秋葉山への道は通じていましたので、秋葉詣の行き帰りに「見附宿」への立ち寄りをPRする目的もあったのかも知れません。
「見附」の名は京から来て初めて富士山が見える場所からとの説もありますが、真偽のほどは不明。今回、秋葉山表参道からは、富士山の姿を拝むことはできませんでした。