6月26日(月)は梅雨の晴れ間。晴れ間と言う割には空には薄い雲がが広がり、太陽は時々顔を見せる程度でしたが、北遠の大渓(おおたに)林道を歩いてみました。その前に、バイカアマチャの開花が気になりましたので阿蔵の山道へ。
「静岡県以西の太平洋側だけに生育していて、北遠はバイカアマチャの生育の東限」と蕾の写真を紹介したのは6月18日でしたが、撮影したのは5月29日でしたから、あれから早や1ヶ月近くが過ぎています。
白い梅に似た花は両性花ですが、萼だけ見えるのが装飾花。装飾花の方が地味で、両性花の方が派手とは、他のアジサイの仲間たちとはちょっと違っています。
数が少なくなった理由は、森林伐採や生育地の環境の変化が懸念されているようです。これは、ただバイカアマチャだけの問題ではありません。特定の植物が減少しているということは、生物多様性が失われ、自然生態系のバランスが崩れ始めているという警告に他なりません。