光いっぱいの光明山遺跡⑧―ウリノキ

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2017年06月13日 05:20

 光いっぱいの光明山遺跡で出会った人は、横川からの旧参道をウリノキの花を見るために歩いて登って来たとのこと。話を聞いてみると、どうやら私が書いたブログ記事を読んでいたようで、長年書き続けていた「出かけよう!北遠へ」が更新されないのを残念がっていました。

 ウリノキの名前の由来は葉の形。キュウリなどウリ科の仲間に似ているところから「瓜の木(ウリノキ)」と名づけられましたが、私が好きなのはもちろん不思議な形をした白い花。

 花弁はクルクルと外側に巻かれ、黄色い雄蕊の葯が長く突き出した真ん中に、雄蕊よりも長い雌蕊が1本。

 シルエットだけを見ると、タコとイカとが合体したような感じ。花が咲かない時季には見逃しがちですが、花が咲いている今なら見逃すことはありません。

 こんな花を見ることができるから、光明山は「新・浜松の自然100選」の指定地なのです。

 【関連記事】光いっぱいの光明山遺跡①―マタタビとナガバノハエドクソウ
 【関連記事】光いっぱいの光明山遺跡②―イタチハギ
 【関連記事】光いっぱいの光明山遺跡③―ササユリ
 【関連記事】光いっぱいの光明山遺跡④―コアジサイ
 【関連記事】光いっぱいの光明山遺跡⑤―テイカカズラとスイカズラ
 【関連記事】光いっぱいの光明山遺跡⑥―アサマイチモンジとコミスジ
 【関連記事】光いっぱいの光明山遺跡⑦―クサノオウとナガエコナスビ
 【関連記事】光いっぱいの光明山遺跡⑨―「光明山遺跡からの眺望」と自然な木製ベンチ
 【関連記事】光いっぱいの光明山遺跡⑩―樹齢200年のタラヨウ
 【関連記事】光いっぱいの光明山遺跡⑪―嘉永、弘化、文政、寛政
 【関連記事】光いっぱいの光明山遺跡⑫―歴代住職の墓
 【関連記事】光いっぱいの光明山遺跡⑬―ふるさとものがたり天竜「『家康の腰かけ石』と『梯子坂』」
 【関連記事】光いっぱいの光明山遺跡⑭―古井戸と延命水

関連記事