「民話の里」佐久間の「蛇」③―「梵天様と大蛇」
むかし、この里が綾付郷(あやつききょう)といわれていた頃、山の中腹のくぼみに梵天様が祭ってあったそうな。大雨が続いたある年、そのくぼみが池になって、どういうわけか一匹の大蛇が住みついてな、人をおそって食べるようになったそうな。
ある日、この話を聞いた伊勢の猿田彦大臣という人がやってきて、七日七晩の間、大蛇を追い払うためにお祈りした。すると大蛇は苦しくなって水窪川に逃げていったのじゃった。里の者はその池の近くに猿田彦神社を祭って感謝し、いまでも十一月十五日にはお祭りをしているんじゃ。(佐久間昔ばなしより)
建てられていたのは、国道152号の相月(あいづき)。これが、佐久間で見つけた3つ目の蛇が登場する昔話の看板です。もちろん、近くには「捨てるな!ちゅうの」の看板もありますので、探してみてください!
そして、最後に紹介するのは「佐久間図書館」のカウンターの上にあった折り紙の蛇。小さな蛇ではありますが、これだって、「民話の里」佐久間の「蛇」に違いありません!
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