「民話の里」佐久間の「蛇」③―「梵天様と大蛇」

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2024年12月29日 05:22

 むかし、この里が綾付郷(あやつききょう)といわれていた頃、山の中腹のくぼみに梵天様が祭ってあったそうな。大雨が続いたある年、そのくぼみが池になって、どういうわけか一匹の大蛇が住みついてな、人をおそって食べるようになったそうな。
 ある日、この話を聞いた伊勢の猿田彦大臣という人がやってきて、七日七晩の間、大蛇を追い払うためにお祈りした。すると大蛇は苦しくなって水窪川に逃げていったのじゃった。里の者はその池の近くに猿田彦神社を祭って感謝し、いまでも十一月十五日にはお祭りをしているんじゃ。(佐久間昔ばなしより)


 建てられていたのは、国道152号の相月(あいづき)。これが、佐久間で見つけた3つ目の蛇が登場する昔話の看板です。もちろん、近くには「捨てるな!ちゅうの」の看板もありますので、探してみてください!

 そして、最後に紹介するのは「佐久間図書館」のカウンターの上にあった折り紙の蛇。小さな蛇ではありますが、これだって、「民話の里」佐久間の「蛇」に違いありません!

 【関連記事】「民話の里」佐久間の「蛇」①―「大沼の大蛇」
 【関連記事】「民話の里」佐久間の「蛇」②―「どんどん渕」

 【関連記事】新緑の北遠を♪グルリ⑩―「捨てるな!ちゅうの」の看板

関連記事