遠州森町の「秋葉街道」を歩く⑩―平和への道標
大鳥居八幡宮と秋葉神社との関連を探してみたところ、本殿の裏に並ぶ境内社(摂社)の中の1社が秋葉神社。別に特別なことではないのかも知れませんが、これも、ここが遠州森町の「秋葉街道」であることと関わりがあるのかも知れません。
そして、気になったのは、本殿脇に建てられていた「忠魂碑」と「戦歿勇士合霊之碑」。「忠魂碑」はともかくとして、「戦歿勇士合霊之碑」には戦死者の名前がズラリと並び、建てられていた看板には「平和への道標」と書かれていました。
ここに建つ慰霊碑に祀られている方々は、皆さん美しい故郷の山や河を守り、日本の平和と豊かな暮らしを願いながら、長い戦争の中で亡くなられました。
今日の平和を思うとき、私たちは、ここに眠る方々を決して忘れません。この尊い御霊の心を受け継いで、感謝の心を持って二度と戦争のない平和な国をめざして、一日一日を大切に暮らしましょう。
令和二年八月吉日 森町遺族会
そうです。戦争によって尊い命を落とされた犠牲者たちが、現代の日本の平和の礎。私が遠州森町の「秋葉街道」をのんびりと歩いていられるのもそのおかげ。私が探している道標とは違いますが、「平和への道標」こそ私たちが道を踏み外さないための道しるべです。
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