二俣に残る木造三階建て②―むくり破風の玄関

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2021年07月08日 04:20

 営業を止めてからすでに50年以上が経過している旅館の玄関は、緩やかなむくり破風(はふ)。「御宿陣屋」の木製看板とレトロな球形の照明が客を迎えます。

 見上げれば、入母屋妻入りの屋根にもむくり破風。贅沢を楽しみに訪れる客たちの耳には、芸者たちの弾く華やかな三味線の音が聴こえたことでしょう。

 狭い敷地にそそり立つように建てられた三階建て。これを建てたのは、掛塚の宮大工・小池佐太郎ではないかとの説もあります。

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