「つるや酒店」に残されたレトロ看板④―「櫻正宗」
店内に並ぶ木製特約店看板の中で、日本髪に着物姿の女性が描かれただけの看板が。これは、何という銘柄のお酒の看板なのでしょうか?答えは、女性が広げた本の中に書かれていました。
すべてが読み取れたわけではありませんが、「櫻正宗」の文字が2ヶ所に出て来ます。つまり、これは灘の酒「櫻正宗」の看板。そうと分かって絵を見ていると、女性が着ている着物の柄も絞りで描いた桜の花。
酒の名に「正宗」を付けるようになったのは、この「櫻正宗」が元祖だったのだそうです。
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