天竜川左岸の赤い自然③―ナンキンハゼとシマニシキソウ

　ナンキンハゼ（南京櫨）は中国原産の外来種。ナンキンハゼの実は、在来種のハゼノキ（櫨の木）に代わり、ロウソクや石鹸などの原料にするために植えられたもの。葉の上で光る水滴は、前夜に降った雨の粒です。

　天竜川の河川敷で見られるナンキンハゼは、鳥たちによって運ばれた種子が芽生えたもの。ハゼノキはウルシ科ですが、ナンキンハゼはトウダイグサ科。

　足元を見れば、トウダイグサ科のシマニシキソウの葉も、地面を這いながら真っ赤に色づいていました。