掛塚の水路を辿る④―堰跡
水路を眺めていたら、コンクリートで造られた堰板止めが残っているのに気づきました。堰(せぎ)板止めがあったのは2ヶ所。
この隙間に板を立てて水を止める堰は、流れ込む先の天竜川支流の水位が上昇し、逆流を防ぐためと言うよりも、おそらく水位を挙げて舟の往来をしやすくする工夫?ただし、堰の低さからすると、田に張る水を溜めるためだった可能性もあります。
飲料水は地下水を掘抜井戸から汲み上げていた時代と比べると、工場による地下水使用量が増えた影響もあって地下水位が低下したことも、水路の流れが少なくなった原因かも知れません。
*10月17日(土)18日(日)の午前9時~午後4時、新型コロナウイルスの感染拡大に注意しながら、旧津倉家見学会と「遠州の小江戸 むかしの写真展」を開催します。庭園ではメダカすくいも楽しめますので、家族そろってご来場ください!マスク着用をお願いします!
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