2020年、北遠の茶園めぐり⑨―茶の木で書いた「茶」文字
そもそも、山間地でお茶の栽培が盛んなのはどうしてでしょう?それは、茶の木が乾いた土地を好み、雨水が自然に排水される山の傾斜地は最適な環境だから。昼夜の温度差が大きく、低い角度から斜めに届く冬の陽射しも無駄なく受けることができるのも、北遠の山間地ならでは。
佐久間町羽ヶ庄(はがしょう)の「茶」文字も、斜面でなければ読めません。掛川市東山の粟ヶ岳斜面の「茶」文字はヒノキで書かれていますが、羽ヶ庄のは間違いなく茶の木で書いた文字です。
背景の山は柔らかな萌黄色。ところどころに淡いピンクが見られますが、それは山桜の花です。
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