東海道・由比宿を歩く㉕―由比罐詰所寄宿舎第三寮
由比本陣公園の隣りに残る2階建の木造建築―古い小学校かな?と思って眺めたのですが、玄関横には「株式会社 由比罐詰所寄宿舎第三寮」の古い木札が掲げられていました。
由比と言えば、魚の缶詰。漁港が近く、海路を使っての運搬の便も良いことから、鮪や鰹などの魚類だけではなく、果物などの缶詰製造も盛んな町。そんな由比にある由比缶詰所(由比罐詰所)の社員寮だった建物が、この木造建築だったようです。
間口の狭さと奥行きの長さは、まさに「うなぎの寝床」。これこそ、かつての短冊状の土地区割を示しています。
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