秋葉山旧参道を歩く⑪―旧秋葉参道「戸倉道」の町石

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2020年03月09日 05:09

 さて、今回撮影した戸倉道に残る町石を一覧に並べてみました。

第四十二町

第四十二町

四十丁目

第三十七町

第三十六町

第三十四町

第三十三町

第三十町

第二十九町

第二十八町

第二十七町

第二十六町

第二十三町

第二十二町

第二十一町

第二十町

第十九町

第十六町

第十五町

第十一町

第十町の柱

第十町の火袋

第九町


 ほとんどが火袋を持った常夜燈であり、その大きさや形は同じ規格ですが、「四十丁目」の町石だけは、形も文字も違います。さらに言えば、この1基だけはその位置にも疑念が残ります。他の町石の中にも、スーパー林道を開削した時に、位置の変更を余儀なくされたものがあるのかも知れません。

 しかし、明治の神仏分離令により一旦、廃社、廃寺になった歴史や、数度の大火に見舞われ、施設が焼失した不幸を考えれば、よくぞ残っていると思います。

 火伏せの山として人気を集めた秋葉山に至る道は、表参道、雲名道や戸倉道に限らず、実は他にもあります。それにしても、なぜ秋葉山に開創されたのか?秋葉山でなければならなかった理由は?

 6年前(2014)の2月に旧参道を歩いたことを思い出し、ますます秋葉山登拝に興味が湧いて来ました。

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