令和元年の「掛塚まつり」③―カーブミラーに映った天幕の虎
カーブミラーに映る屋台にも、ちょっとした面白みを感じました。この屋台も砂町の屋台。カーブミラーに近過ぎましたので、映っていたのは天幕だけ。しかし、2枚目の写真には、鏡に映った虎の刺繍がしっかりと写っています。
この天幕の虎は、安政年間(1855~60)当時の津倉家が資金を提供するに当たり、当主が寅年生まれだったためとのこと。
私はほぼ1日、旧津倉家住宅で見学者の相手をしていましたが、威勢のよい掛け声を耳にして表に飛び出したところで出会った天幕の虎。曲面のカーブミラーに映った虎はふっくらとしていて、何だか優しそうに見えました。
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