夏を彩る二俣まつり⑫―笹若連
「笹若連」の「笹」とは、笹岡城の「笹」。戦後の困窮の時代に、何とかして祭りに参加したいと願う若者たちの思いを込めた「若」とを併せ、「笹若連」と名付けられました。
そうと知って屋台を眺めれば、提灯の印は根笹紋と「若」の角字。鬼板にも笹紋があり、懸魚には「岡」と彫られていますで、2つ併せて「笹岡」になります。
屋台も彫刻も地元の若者たちが造ったとのことですので、徹底的に地元色にこだわった屋台。昭和24年(1949)当時の若者は、いまいくつ?見かけは小さな屋台ですが、焼け跡から立ち上がった若者たちの夢とエネルギーが形になった大きな屋台です。
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