「大栗安の棚田」の自然③―ヘリグロチャバネセセリとウツボグサ
「大栗安の棚田」を舞っていたセセリチョウは、たぶんヘリグロチャバネセセリ。全国22都府県で「絶滅危惧種」の指定を受け、静岡県でも「絶滅危惧Ⅱ類」。小さなオレンジ色の蝶ですが、どこででも見ることができる蝶ではなさそうです。
近くに咲いていたのはウツボグサ。色鮮やかな青紫色の花を咲かせるのは今頃ですが、花の季節は短く、暑さが厳しい季節には花は枯れて花穂だかげ残り、「夏枯草(かごそう)」と呼ばれ、利尿・消炎剤の効能のある生薬として利用されて来ました。
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