佐久間・大滝を歩く②―杉木立の古道
大滝の秋葉道は、杉木立の下の細い山道。杉は急傾斜の斜面に植栽され、幹の太さから推察するに、それほど樹齢の古い木ではなさそうです。
「大滝」の「タキ」は「垂水」ではなく、崖を含む急傾斜地の意味。しかし、道の両側を除けば、杉の幹が明らかに傾いているものは見当たりませんので、最近の斜面の動きはなさそうです。
これらの杉が戦後に植えられたものだと考えれば、それ以前は雑木林だったのかも知れません。だとすれば、かつての旅人がこの道を歩いたとしても、もう少し見晴らしが良かったはず。現在の道からの眺望はまったく利かず、今自分がいる場所さえはっきりしません。
実は、この道は初めて歩く道ではありません。以前紹介した、馬乗り馬頭観音を訪ねた道。あの馬頭観音は、今でもそこにあるのでしょうか?
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