「大輪橋」の歴史を辿る③―赤い橋と旧「大輪橋」跡

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2019年03月30日 05:54

 「大輪橋」は「戸口橋」と同じ下路曲弦ワーレントラス式の橋。見た目にはトラスが逆「W」形なのが特徴で、斜めに傾いた鋼材が、それぞれ圧縮力・引張力を負担し合う構造です。

 「大輪橋」には歩道橋はありませんので、車に注意しながら渡ってみましたが、車が通るとわずかですが揺れを感じます。これは、歩いて渡った者だけが気づくこと。

 昭和14年(1939)に竣工の旧「大輪橋」の架けられていた位置は、多分あそこ。現在の「大輪橋」から少しだけ上流に見えるコンクリート構造物が旧「大輪橋」跡。斜めに架けられていたと言っても、角度はほぼ直角に近かったようです。

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