ジオサイトとしての阿蔵川④―河岸侵食
阿蔵川の河岸を見ると、杉の根が露出している箇所がありました。川の水面が河岸の法面を削ることを河岸侵食と呼びますが、阿蔵川にはこうした河岸侵食が何ヶ所かあり、台風後には倒木被害も多数発生しています。
河岸侵食を防ぐにはコンクリートなどによる護岸工事を実施施工しなければいけないのですが、林道側はともかく対岸まではやり過ぎ。仕方がありませんので、せめて河岸侵食が見られる箇所の樹木は速やかに伐採する必要があります。
私たちが見ている自然は、絶えず変わっています。流れ続けている川の水は、今もなお河岸侵食をし続けているのです。
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