ジオサイトとしての阿蔵川②―阿蔵川の川床

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2019年02月09日 05:52

 阿蔵川も天竜川の支流ですから河川法による「一級河川」。起点からしばらくの河川敷には砂や小石が目立つ穏やかな川ですが、少し奥に上ると、川底には黒さを増した粘板岩らしい平らな岩が見られます。

 規模の大きさはかなり違いますが、愛知県の豊川支流、板敷川(宇連川)を思い起こさせる風情。隆起を繰り返した過程で、露出した基盤岩の風化が進んだのです。

 岩壁の節理は縦に見られますが、川底では水平方向に剥がれたのかも知れません。

 【関連記事】ジオサイトとしての阿蔵川①―粘板岩
 【関連記事】ジオサイトとしての阿蔵川③―ポットホール
 【関連記事】ジオサイトとしての阿蔵川④―河岸侵食

 【関連記事】板を敷いたように平らな宇連川の川床

関連記事