佐久間の「新・浜松の自然100選」めぐり②―佐久間の河内川
「佐久間の河内川」には、戦国時代に戦いで敗れた武士たちの赤い血で染まったとの伝説が残り「厚血川」とも表記されます。
私が「新・浜松の自然100選」に採用した写真は、子どもたちが川遊びをする夏の風景。県道290号水窪羽ヶ庄佐久間線の山道へと向かうに当たり、落下した原田橋と同じく原田久吉翁の名が残る第二原田橋で河内川を渡るのも何かの縁です。
山道に入り、しばらく行くと見えて来るのが龍宮淵の絶壁。中央構造線の内帯と外帯とを分けるケルンコル(断層谷)を流れる河内川の、崩れやすい花崗岩の壁です。
岩肌には樹木も育っていますので、割れ目に根が伸びている証拠。中腹にポッコリと開いた大きな穴は、崩落の痕でしょうか?
この下にあるのが「龍王権現の滝」。もちろん、「新・浜松の自然100選」の選定地です。
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