2018年、第2回「ガイド付き秋葉山参拝ハイキング」③―木漏れ日
冬の陽射しが木漏れ日となって、表参道にまだら模様を作っていました。「背中を曲げて足元ばかりを見ていないで、腰を伸ばして周りを見てください!」。
秋葉山表参道を覆う杉やヒノキは冬になっても葉を付けたまま。落葉しないわけではないのですが、冬枯れの落葉樹林とは違い、角度の低い冬の陽は、幹や枝、葉に遮られます。ただし、表参道の登り始めは南に面していますので、夏の陽と比べれて角度が低い分だけ、ほぼ真横から射し込む光が、下枝の少ない杉やヒノキの幹の片面だけを明るく照らしています。
そして、葉と葉の隙間は円くないのに、その隙間を抜けて地上に届く光は、参道の足元に円いまだら模様を描きます。
冬は、そんな木漏れ日が嬉しい季節。今更ながらに太陽のありがたさを感じながら、つづら折れの坂道を登ります。
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