平和口から仙戸まで歩く①―竜頭山登山道平和口
竜頭山登山道と言えば、平和(ひらわ)から登るか?それとも、仙戸(せんど)から登るか?平成27年(2015)5月、山頂まで行ってみようと思ったわけではなかったのですが、平和口下に車を止め、新しい登山道を外れながらも何とか仙戸集落に抜け、国道152号を歩いてグルリと回ってきましたのでレポートさせていただきます。
途中には廃村となった平和集落があり、住居跡や畑の石積みが残っていますが、先ずは、登山口に立つ2基の石仏に御挨拶。
向かって左の1基には不動明王が浮彫りにされ、「奥の院是右五十丁」の文字が読み取れます。そして、以前確認した時には、右の石塔の正面にも不動明王が刻まれていたのですが、この時にはすっかり風化。かろうじて向かって左面に刻まれた文字が、「右あきは(者=変体仮名) 左おくのゐん道」と読めます。奥の院の方向が右と左で違うのは、別のところから移座されたためでしょうか?
それぞれの石仏の前には、迷いや邪悪な心を断ち切る「降魔の利剣」三鈷剣に因み、剣が供えられています。
「標高130M」「頂上まで6,220M」。現在の時刻は午前9時10分。ルートの下調べもせずに、案内板だけを頼りに歩き始めました。
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