北遠「秋まつり」巡り⑧―「八幡神楽」
11月11日に開催された「みさくぼ夢街道」で披露された八幡神楽は、尾張・三河地域の太神楽の流れを汲む一人立の神楽。私たちが会場に到着した時、すでに2匹の獅子の神楽舞が始まっていました。
華やかな女物の振り袖を着て、獅子頭をかぶった舞手が笛の音に合わせて幣を振りながら待っていましたが、巻き上げた幌を持つのは女性でも、舞手は年配の男性。2匹とも幣を持って舞っていたのは幣舞(ぬさまい)だったのでしょうか?着物の柄は、獅子と取り合わせの良い牡丹です。
幌で体を覆って踊るのは幌舞(ほろまい)。決して広くはない水窪商店街で繰り広げられる伝統の獅子神楽。舞手と観客の距離が近く、何よりも一体感が感じられるのが民俗芸能の良さです。
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