秋を迎えた阿蔵道の自然②―ツリフネソウ
沢に沿って続く阿蔵道でも、水辺を好むツリフネソウが鮮やかなピンク色の花を咲かせていました。
鐘状漏斗形のツリフネソウの花の先端の距と呼ばれる部分はクルリと巻かれているのが普通ですが、阿蔵で見かけた小さな花は成長が悪く、距の先は巻かれていません。
それにしても、不思議な形の花。このクルリと巻かれた距の部分に蜜があるのですが、普通の昆虫ではそこまで口が届きません。ツリフネソウの蜜を吸うことができるのは、マルハナバチの仲間だけ。
つまり、ツリフネソウはマルハナバチの仲間だけを迎え入れて蜜を与え、その代償として受粉を手伝ってもらうというのが、自然界のお約束なのです。
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