スカシノメイガも小さくて美しい模様の蛾。幼虫はクワやコウゾなどクワ科の葉を食べて育ちます。
「あいづき昆虫館」には天蚕と呼ばれる、ヤママユなどの蛾も飛んで来ますが、これらの野生のカイコが食べるのは、クタギ、コナラ、カシワ、シラカシなどの葉。そんな家蚕と同じく、スカシノメイガクワ科の葉を食べて育ちます。
「相月」は7月の古称の1つ。「相月」の地名は「綾付」が転じたものと言われていますので、おそらくは「機織り」に因んだ地名。だとしたら、スカシノメイガもクワの葉が多く栽培された「相月」ならではの環境に馴染んでいるような気がしました。