石畳の道を左折し、五丁目の鳥居跡に至るまでの間に咲いていた白い花はマルバウツギとガクウツギ。ともにウツギの仲間で、5月を代表する爽やかな白い花です。
マルバウツギやガクウツギなどウツギの仲間は、クロンキスト体系ではアジサイ科に含まれることになりましたが、それ以前の新エングラ体系ではユキノシタ科に分類されていました。
つまり、別の科に離れ離れにされてはしまいましたが、近くで咲き始めていたユキノシタだって、見た目はずい分違っていても、元は仲間です。
人間だって、国家体制だって同じこと。小さな違いに目を向けれてしまえば敵味方に分かれてしまうかも知れませんが、よく似たところを探してみれば、やはり人間はみな仲間です。
小さな違いには目をつぶり、世界中の人間が助け合う社会が一日も早く実現できることを願っています。