お手引き坂を歩いて行者山へ登る②―踏み分け道と水場跡

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2018年05月26日 04:58

 かつて「お手引き坂」は、船明経由で光明山を目指す参詣の道。もう少し広くて分かりやすい道を期待してはいたのですが、どうやら参道とは言い難い踏み分け道のようです。

 しかし、待っていても私の手を引く者など誰も現れてはくれないでしょう。覚悟を決めて歩くしかありません。喉の渇きを潤す、ペットボトルの麦茶を1本。でも、昔の人はどうしたんでしょう?

 少し歩くと、チョロチョロと水が流れる音が聴こえて来ました。どうやら、沢があるようです。

 水は少なかったのですが、山道を細い沢が横切っています。山側を見るときれいに積んだ石。どうやら、かつての水場跡のようです。おそらく、石を積んで落差を造り、水を飲みやすくしたのだろうと思いますが、どうでしょうか?もしかしたら、以前には木をくり抜いたような水舟が置かれていたのかも知れません。

 【関連記事】お手引き坂を歩いて行者山へ登る①―「船明のお手引き坂」
 【関連記事】お手引き坂を歩いて行者山へ登る③―倒木を越え、ロープを掴み
 【関連記事】お手引き坂を歩いて行者山へ登る④―地域住民に感謝
 【関連記事】お手引き坂を歩いて行者山へ登る⑤―石段、石積み、やがて行者山
 【関連記事】お手引き坂を歩いて行者山へ登る⑥―行者山下に立つ石仏、石塔
 【関連記事】お手引き坂を歩いて行者山へ登る⑦―集落守護の役の行者
 【関連記事】お手引き坂を歩いて行者山へ登る⑧―役の行者に供えられた赤石
 【関連記事】お手引き坂を歩いて行者山へ登る⑨―赤錆が浮く石
 【関連記事】お手引き坂を歩いて行者山へ登る⑩―願主長養寺の道標

関連記事