かつて「お手引き坂」は、船明経由で光明山を目指す参詣の道。もう少し広くて分かりやすい道を期待してはいたのですが、どうやら参道とは言い難い踏み分け道のようです。
しかし、待っていても私の手を引く者など誰も現れてはくれないでしょう。覚悟を決めて歩くしかありません。喉の渇きを潤す、ペットボトルの麦茶を1本。でも、昔の人はどうしたんでしょう?
少し歩くと、チョロチョロと水が流れる音が聴こえて来ました。どうやら、沢があるようです。
水は少なかったのですが、山道を細い沢が横切っています。山側を見るときれいに積んだ石。どうやら、かつての水場跡のようです。おそらく、石を積んで落差を造り、水を飲みやすくしたのだろうと思いますが、どうでしょうか?もしかしたら、以前には木をくり抜いたような水舟が置かれていたのかも知れません。